ギリシャ懸念と米の雇用統計
ギリシャへの金融支援問題をめぐり、先週に引き続き27日ユーロ圏財務省会合が開かれました。
ギリシャ政府は
「景気後退に繋がる法案成立が前提となっており不適切」
と、EUなど債権団の要求に反対。
突然、受け入れの是非を問う国民投票の実施を宣言しました。
また、チプラス首相は年金削減などの要求にも反発。
7月5日の国民投票を表明したことで、6月30日に控えているIMFへの15億ユーロの返済も危うくなっていましたが・・・
会議の結果、現行支援を延長せず、6月末で終了させることを決めました。
これで支援継続の道を断たれたギリシャは、デフォルトに陥る可能性が濃厚に。
会議の後、オランダ財務省デイセルブルーム議長は記者会見で、
「残念だが、あらゆる努力にもかかわらず、提案がギリシャ政府に拒否された」
と述べましたが、
「さらに交渉するためのドアは開かれている」
と、再交渉の可能性に含みは残しています。
これに対しギリシャのバルファキス財務相は、
「支援拒否はユーロ圏財務相会合の信頼を傷つける」
と批判。
「30日の最後の瞬間までギリシャ政府は戦い続ける」
と語り、まだ合意は可能だと楽観姿勢を崩していません。
ユーロ圏各国は、ギリシャの銀行から預金の流出が加速するなどの混乱を招く恐れがあるため、引き続き緊急の対応策を協議するそうです。
結局はドタバタしながらも折り合いがつくのでは?と、最悪の事態回避への期待が膨らんでいただけに、
週明けのマーケットも波乱含みの展開となりそうですね。
はたして、アナリストが言うように、ギリシャがデフォルトしても反応は一時的ですむのか?
先週同様、ヘッドラインに振り回される展開には十分注意が必要です。
7月2日は、米の6月分雇用統計が発表されます。
今回は7月3日が米独立記念日の振替休日に当たることで、いつもの金曜日ではなく木曜日に。
前回は、非農業部門雇用者数が昨年12月以来となる+28.0万人に急増し、市場予想+22.5万人を大きく上回る結果となったため、マーケットはドル買いで反応しました。
今回の予想は
6月非農業部門雇用者数 (前回+28.0万人 予想+22.7万人)
6月失業率(前回 5.50% 予想5.40%)
6月平均時給( 前回0.30% 予想0.20%)
となっています。
今回も前回同様に、マーケットの予想との乖離に注意。
強い数字だとドル買い、弱ければドル売りで反応はしますが、
動きをよく確認してから取引するのが無難ですね。
雇用統計の日JFXで雇用統計Liveが放送されます。
口座がなくても見れますので、おすすめですよ!
6/29(月)
(日)5月鉱工業生産
(独)6月消費者物価指数
(米)5月中古住宅販売成約(4月は9年ぶり高水準)
6/30(火)
(独)6月雇用統計
(英)第1四半期GDP
(欧)6月消費者物価指数、5月失業率
(米)4月ケース・シラー住宅価格指数 (4月は寒波反動や春の住宅購入シーズンなどが支援材料)
6月シカゴ購買部協会景気指数(雇用や賃金の回復、原油高も抑制)
6月消費者信頼感指数 (6月のミシガンは、5カ月ぶりの高水準に上昇)
7/1(水)
(日)日銀短観
(中)6月製造業PMI、6月非製造業PMI、6月HSBC/マークイット製造業PMI
(豪)5月住宅建設許可件数
(英)6月PMI製造業
(米)6月ADP全国雇用者数(住宅回復や自動車販売が堅調)
(米)6月ISM製造業景況指数(雇用や賃金の回復、原油高も抑制)
7/2(木)
(英)6月PMI建設業
(欧)5月生産者物価指数
(米)6月雇用統計
(米)新規失業保険申請件数(住宅回復や自動車販売が堅調)
(米)5月製造業受注指数(航空機関連の低迷などで5月耐久財受注は伸び悩み)
7/3(金)
(豪)5月小売売上高
(欧)5月小売売上高
(米)休場(独立記念日の振替休日)
26日発表の6月23日時点の建玉報告では
非商業部門(投機筋)のドル円のロングは、売りと買いの差し引きで8万7717枚の売り越 し。
前回の8万664枚の売り越しから8153枚増加しました。