最大の注目はやっぱり雇用統計
先週金曜日は、
発表された4~6月期雇用コスト指数が市場予想を大幅に下回ったことで、
一気にドル売りユーロ買い、爆裂となりました。

この指標にマーケットが、いつも以上に過剰反応した理由については、
その1・賃金の伸びが鈍化していることが嫌気された
その2・イエレンFRB議長が注目している指標だから
その3・早期利上げ期待の後退
などなど、いろいろニュースにありましたが、
結局は、週末月末要因の単なるポジション調整だったかな~と思います。
123.50以下の買いの厚さも確認された形になっていますし、
雇用統計に向けては、押し目を拾いたい向きがさらに増えそうな予感です。
雇用統計の市場予想
非農業部門雇用者数 (予想:+22.5万人 前回:+22.3万人 )
失業率(予想: 5.3% 前回:5.3% )
平均時給 (予想:+0.2% 前回:±0.0% )
注目ポイントとしては
●週間の新規失業保険申請件数が40年ぶりの低水準
●小売業などで最低賃金の引き上げが相次いでいる
失業率は改善され、平均時給も4~6月の低迷の反動があるのでは?
と期待されるところですね。
前月同様、発表前にはまたお得意のジリジリ上げになるかもしれません。
しかし、
結果は見てみないとわからないので、
高値掴みにならないように!
発表された内容や値動きを見てから、ポジションを取るのが安全でしょう。
押し目を作ってくれるかな?
今週は6~7日に、日銀金融政策決定会合が開かれます。

今回も、金融政策はおそらく現状維持でしょう。
黒田日銀総裁は、先日も新聞のインタビューで、
「今の時点で追加緩和の必要は無い」
と発言してますしね。
7日(金)15:30~は黒田総裁の記者会見がありますので注目です。
雇用統計前ですので、
失望の円高となっても、絶好の押し目として拾われる可能性の方が大きそうです。
殺人通貨の本領発揮になるかな?
今週は、イギリスも超ビックイベントが!

その他の注意点など
◆ギリシャ懸念は一応後退していますが、
先日のIMFのギリシャ支援に難色発言で売り込まれたように、
欧州時間にはネガティブな情報に注意。
◆中国ですが、かなり不安定さが目立つので日本時間の上海総合指数に注意。
◆カナダドルについては、原油安によって急落しているので、
株式市場にも悪影響が波及することに注意。
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